文化庁「文化芸術活動の継続支援事業」の募集(2020年11月25日追記あり)

(7月11日投稿)
アーティスト等の活動の継続に対し、上限150万円を補助する、文化庁「文化芸術活動の継続支援事業」の一次募集が昨日10日に開始、7月31日期限となっています。
過去3年間、文化芸術活動をされた個人(フリーランス含む)・団体に対し、今年2月26日から10月31日までの間の経費2/3~3/4が助成(感染症予防経費は定額)。
・標準的な取組を行う個人A① 上限額は20万円
・感染症対策を踏まえ「より積極的」な取組を行う個人事業者A②と小規模団体B 上限150万円

補助対象経費は、活動費(賃金、諸謝金、旅費、借損料、消耗品費、会議費、通信運搬費、雑役務費)であり、それ以外の経費は本事業の補助対象外です。
フリーランスの実演家、技術スタッフ等が「補助の対象となる条件」を統括団体等において事前確認する手続きがあります。
なお、小規模事業者持続化補助金が支出される事業者は、経費計上の重複の有無にかかわらず、申請できません。

また、施設の設置・管理を行う者については、文化施設の感染症防止対策事業の対象以外は、本事業の対象です。
例えばライブハウス、ミニシアター等、小規模事業者持続化補助金の対象となりうる者が運営している場合には、まずは商工会・商工会議所の窓口に相談し、支援が受けられないことが明らかになった場合に、本事業への申請が可能になります。
持続化給付金との併給は可。

(8月7日追記)
文化庁(独⽴⾏政法⼈⽇本芸術⽂化振興会)が行う「⽂化芸術活動の継続⽀援事業」の交付決定者について、本日も追加発表がありましたが…、
第一次募集申請件数:11,239件
8月7日(金)現在で交付決定した累計件数:272件(2.4%)
段階的に交付決定(これまで4回分け)しており、今回決定に至らなかった申請については申請内容の事実確認などを行っているようなので、まだ増えるのでしょうが、何とも言えませんね。

(8月31日追記)
文化庁「文化芸術活動の継続支援事業」の8月28日現在での、第1次募集の審査状況は…、
申請件数:11,239件
A-①:6,815件
A-②:3,195件
B:1,100件
共同申請:129件
これまでの交付決定累計件数:3,023件
A-①:2,725件
A-②:270件
B:26件
共同申請:2件
まだ決定に至っていない申請は、内容の事実確認などを行っているとのことですが、今後、第2次募集の状況も発表されると思います。
第3次募集(令和2年9月12日 ~ 令和2年9月30日)の実施も発表されていますので、お考えの方は早めに準備をされるとよいでしょう。

(9月4日追記)
第2次募集の申請件数は…、
22,250件
(A-①13,668件,A-②6,111件,B2,205件,共同申請266件)
第1次募集の申請件数のおよそ2割増となりました。
第3次募集(令和2年9月12日 ~ 令和2年9月30日)の実施も発表されていますので、お考えの方は早めに準備をされるとよいでしょう。

(11月1日追記)
文化庁「文化芸術活動の継続支援事業」の延長(令和3年2月28日)について、その概要が発表されました。
新規募集の設定とともに、既に申請されている方においては、事
業実施期間の延長に伴い、既申請計画の補助額が150万円以下である場合には、既申請計画の変更を認め、差額分(10万円以上)を上限に、11月1日以降の計画として申請が可能となります。
ざくっと言うと…、
元の事業実施終了の10月31日で、事業が終了し精算が終わっている方、交付決定後で精算が終わっていないもの方は、新たな補助額上限となる150万円から交付済額を引いた額を上限として申請できることになります。
なお、A-①(20万円以下)の申請を行った方は、補助額が合計20万円を超える場合は、今度はA-②として申請することになるようです。
募集案内等の詳細は、11月9日(月)~の週を目途にHP上で公表するとのことで、申請を考える方は、発表までの間、準備を進めたいですね。

(11月14日追記)
文化庁の文化芸術活動の継続支援事業は新規募集中。
11月25日~12月11日
既採択者が新たに来年2月28日まで行う事業を申請するに当たり、10月末でA①又はA②の採択済計画が終わる(終わった)方は所定期間内に報告書を提出します。
既採択済みの計画と新たな申請は「別物」となります。

(11月25日追記)
文化庁「文化芸術活動の継続支援事業」の新規申請受付は25日10時に開始されました。
今回の申請サイトですが、事務局も今までの反省点を踏まえたのか、電子申請用下書きシートを提供するなど、かなり親切な情報提供をしております。(探しにくいところもありますが。)
今回の申請も経費計上の方法は従前と考え方は変わりませんし、何よりエクセルににて下書きを作成しておくことで、申請される誰もが悩まずに取り組めるホームページ作りをしている印象と感じました。
おそらく今回は芸術家の皆様ご自身でも、楽に申請できるものと思います。
なお今回は最終募集のため予算の上限に達し次第締め切ることになっておりますので、申請は急がれた方が良いでしょう。

2020年11月25日