作業員名簿が施工体制台帳の書類の一つに!

改正建設業法では、これまでは任意だった作業員名簿が施工体制台帳の書類の一つに位置付けられました。
省令にも作業員名簿の記載事項が規定された。
しかし全建統一様式を使用するとすると、現場規模によっては作業量は膨大になるのではと考えます。
このあたり、建築屋と土木屋では少し意見が違うようですね。
自分の経験から、短工期で出入りしても下請け規模が小さければ可能でしょうが、建築一式で4次下請けくらいになって出入りが多くあっても、作成できるのか、想像できないです…グリーンファイルを元に施工体制台帳の作業員名簿として取り込めばいいのでしょうか?
施工体制台帳は5年間の保管義務があります。
さて、全建統一様式は建築、土木、電気設備工事など各工事で安全書類を作る際に使用する共通の書式です。
全国建築業協会が定めているひな形で、大きく現場施工や作業員の名簿管理などの施工体制台帳と安全衛生管理計画などの労務安全関係(グリーンファイル)の2つです。
公共工事ではこの全建統一様式で作成します。
民間でもこの様式を使用することも多く、作業員の名簿管理で重宝すると聞いています。
今回の改正は、この全建統一様式を全作業員で作成せよ…、そんな現場運用になるのでしょうか?
ここまで作業量が増えるなら、有料でもCCUSの就業履歴データ登録標準API連携システムとなった「グリーンサイト」の「CCUSデータ連携サービス」を使った方が、全現場的にも効率がいいかもしれない…。

2020年10月03日